海商都市~リヴァプール~
今回紹介するのはイギリス・イングランド北西部
マージーサイド州の中心都市リヴァプールです。過去には奴隷貿易で栄えた港湾都市です。
最盛期には人口が80万人程おり工業都市、交易都市として
栄えましたが第二次世界大戦時にドイツ軍の激しい爆撃にあい
1940年代後半に衰退していき街はスラム化していきました。
しかし、1960~1970年代に大規模なスラム浄化を行い再建計画が始まりビートルズのゆかりの地として今では観光地になっています。2004年には『海商都市 リヴァプール』の名で世界遺産に登録されました。

しかし、近年の再開発計画の影響で2012年危機遺産になってしまいました。
このリヴァプールが栄えた理由は奴隷貿易という深い闇があり、街の建物には黒人奴隷の彫刻が至る所にあります。
こんなに美しい街にも歴史を辿っていけば、なぜ繁栄したかという裏が色濃く残っています。

リヴァプール市のシンボルです。
リヴァプールFCのエンブレムにも用いられています。
『ライバーバード』が飛び立つとリヴァプールは滅びるという伝説があります。
街にはリヴァプール大聖堂やリヴァプールメトロポリタン大聖堂、
ビートルズ関連の博物館など観光地としても魅力あるところなので、
都市開発などで世界遺産から外されないようにして欲しいです。